マンモグラフィについて
マンモグラフィは乳房に特化したX線検査装置で、専用の板で乳房を挟み、できる限り薄く延ばした形で片側の乳房を2方向から、計4方向のX線写真を得るものです。マンモグラフィでは、脂肪組織は黒く、乳腺組織は白く写り、しこりや微細な石灰化などを明瞭に画像化しやすい特徴があり、自治体などの乳がん検診でも用いられることが多くなっています。ただし、乳房内の乳腺の密度が高い高濃度乳房(デンスブレスト)の方は異常を発見しにくいというデメリットもあり、特に若い女性にはデンスブレストが多いため、乳腺超音波検査と併用検査が望ましいとされています。
当院の
マンモグラフィの特徴
設備
富士フイルムメディカル社のマンモグラフィを導入しております。
撮影方法
撮影は経験豊富な女性の診療放射線技師が、撮影を担当致します。それぞれの乳房につき2方向撮影し、左右で計4回の撮影を行います。
被ばくなどの安全性
マンモグラフィ撮影1回で受ける被ばく量は、東京とニューヨークを飛行機で往復した際の被ばく量と同じ程度とされています。
痛み
なるべくリラックスして受けて頂くことで痛みが軽減できることから、経験豊富な診療放射線技師が配慮しながら撮影を行います。
また、マンモグラフィを撮影する際には、月経前は避けて月経終了後7日後などの乳房がやわらかい時期に受けて頂くことで痛みは軽減します。痛みに弱いなどご不安な方はあらかじめ担当の医師、診療放射線技師、スタッフにお声かけください。
所要時間
15分程度となります。
マンモグラフィの結果説明
マンモグラフィの結果は、担当の乳腺専門医から説明を行います。 気になることがありましたら、何でもご質問ください。